入れ歯の「種類」はどのような物があるの?噛める入れ歯/痛くない入れ歯/外れない入れ歯

入れ歯にはいくつかの種類があるのをご存じでしょうか?

入れ歯には大きく分けて6つの種類があって、自分に合った入れ歯を選ぶことで、痛みや外れたりすることなく快適に過ごすことができます。

 

そこで今回は、入れ歯の「種類」について、わかりやすく解説していきます。

現在使っている入れ歯が痛くて噛めなくて、作り直そうか悩んでいる方

どんな入れ歯にしようか迷っている方は是非参考にして下さいね。

目次

1 自費の入れ歯には「こだわり」が詰まっている

自費の入れ歯には制限がありません。使う素材、入れ歯の形、色を自由に設計することができます。

 

「100人の人がいれば100の口がある」というくらい、口の状態は人によって様々です。自費の入れ歯はそれぞれの口の状態によって材料を選ぶことができたり、入れ歯の厚さを薄くしたりできます。また、入れ歯に違和感があって、付け続けることができなかった場合には、違和感が出にくい素材の物を使って、入れ歯を作製することができます。さらに、見た目では自分の理想とする歯の形や歯茎の色を調整することができるので、入れ歯の細部までこだわることが可能です。

2 自費の入れ歯の種類は?

自費の入れ歯の種類にはいくつかありますが、ここでは6つの入れ歯をご紹介します。

 

金属床

ノンクラスプデンチャー

コーヌスクローネ

磁性アタッチメント

シリコンデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

 

それぞれ、どういった特徴がある入れ歯なのかについて紹介していきます。

2-1:金属床

金属床は金属を使った入れ歯のことで、総入れ歯と部分入れ歯のどちらでも作製することができます。

 

金属床の特徴は次の4つです。

薄くて、軽い

熱伝導性が高い

密着性・装着感が抜群

丈夫で壊れづらい

 

薄くて、軽い

金属は薄くすることができるので、入れ歯を付けている感覚を少なくできます。また、金属はチタンは金属の中でも非常に軽い素材な重そうだと思われがちですが、ので、重さで入れ歯が外れることはほとんどありません。

 

熱伝導性が高い

熱伝導性とは、高温の熱から低い温度の熱までが伝わる現象のことです

一般的な入れ歯は、プラスチックで出来ているため、熱が口の粘膜に伝わりにくく、酷い時には火傷をする場合があります。しかし、金属は熱伝導性が高いので、熱いや冷たいなど味覚の1つである「温度」を感じることが可能です

 

密着性・装着感が抜群

金属は身体に馴染みやすい素材の1つです。特に、金属は使えば使うほど馴染んでいくので、どんどん口の中に合うようになっていきます。

 

丈夫で壊れづらい

金属は薄くしても、強度は変わりません。入れ歯が変形したり、割れたりすることが起こりにくく、長い間使い続けることができます。

 

金属床で使われる金属には3つの種類があります。

チタン

コバルトクロム

白金加金

 

順番に特徴を見ていきましょう。

 

白金加金

白金加金とはプラチナのことです。白金加金は精密な加工がしやすいため、口の粘膜に合った入れ歯を作ることができます。チタンに比べて硬さは劣りますが、身体に馴染みやすく、装着感が優れています。また、他の金属に比べて重いので、下の入れ歯を作製する時に使われることが多いです

 

コバルトクロム

コバルトクロムは、金属アレルギーが出にくい材質です。また、コバルトクロムは強度が高いので、入れ歯の厚みを薄くすることができ、違和感を少なくすることができます。

 

チタン

チタンは、金属アレルギーが非常に出にくい金属です。金属アレルギーの方でもチタンなら大丈夫という方もいるくらいです。コバルトクロムに比べて半分の重さのチタンは、軽くて丈夫な金属です。

2-2:ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは、歯に引っかける金属のバネがない部分入れ歯のことです

この入れ歯の特徴は次の通りです。

 

歯にかかる負担が少なく、見た目が良い

割れにくく、違和感が少ない

適応条件が限られる

使用限界が2~3年

 

歯にかかる負担が少なく、見た目が良い

一般的な部分入れ歯を作製する時は、金属のバネを歯に引っかけることが必要です。そうなると、噛む力が金属のバネのある歯にかかるので、歯の負担は大きくなります。しかし、ノンクラスプデンチャーは、柔らかい樹脂を使って入れ歯を全部作るので、歯にかかる負担を少なくすることができます。また、金属のバネが無いため、見た目が入れ歯とわかりにくいくらい綺麗です

 

割れにくく、違和感が少ない

ノンクラスプデンチャーの素材は弾力があり、柔軟性があるので割れにくくなっています。また、柔らかくて曲げても割れにくい性質のため、厚みを薄くすることができるので、入れ歯の違和感を少なくできます。

 

適応条件が限られる

ノンクラスプデンチャーは、残っている歯が少ない場合には作製できないこともあります。

 

使用限界が2~3年

柔らかい樹脂を使うことで、他の入れ歯に比べて変形しやすく、温度の変化に弱いです。そのため、2~3年で入れ歯を作り直す場合が多いようです

2-3:コーヌスクローネ

コーヌスクローネは、お茶の葉が入っている茶筒のような作りをしています。茶筒の蓋を開ける時を思い出して見て下さい。蓋を開ける時、筒に隙間無く密接していて、筒を離れる時だけスッと離れますよね?それとコーヌスクローネの作りは同じで、残っている歯に金属の土台を付けたのが茶筒。その土台にピッタリ合う被せ物がついた入れ歯が、茶筒の蓋になります。この作りのおかげで、金属の土台と、被せ物の摩擦力によって入れ歯がズレたり、外れたりせずに維持できるのです。

 

コーヌスクローネの特徴は次の4つです。

密着感・装着感が良い

見た目が良い

自分の歯に近い食事ができる

歯を失っても使い続けることができる

 

 

密着感・装着感が良い

コーヌスクローネは茶筒のようにピッタリとした入れ歯です。外れにくく、入れ歯の面積を小さくして作製するので、違和感がほとんどありません

 

見た目が良い

コーヌスクローネは被せ物が付いた入れ歯で、土台に被せる形なので金属のバネはありません。そのため、見た目が良く、入れ歯とわかりにくいです。

 

自分の歯に近い食事ができる

一般的な入れ歯は、噛むと同時に沈み込みます。沈み込むと歯茎に負担がかかり痛みが出たり、顎の骨が痩せてしまう可能性があります。しかし、コーヌスクローネは歯を固定源としているので、入れ歯が沈み込むことが無く、自分の歯と同じように食事ができます。

 

歯を失っても使い続けることができる

例えば、土台の歯が虫歯になった場合には、根っこが使える状態であれば、治療して土台を付ければ、コーヌスクローネの入れ歯を作り直す必要は無く、修理だけで済むことができます

2-4:磁性アタッチメント

磁性アタッチメントとは、残った歯と入れ歯に磁石を取り付けて、強い磁力で固定する入れ歯のことです。総入れ歯、部分入れ歯の両方で作製することができます。

 

特徴は次の通りです。

残っている歯が少なくてもできる

見た目が良く、歯に負担をかけにくい

装着感が良く、しっかりと噛める

 

残っている歯が少なくてもできる

磁性アタッチメントでは、強力な磁石を使用するので、残っている歯が少なくてもガタつきを抑えた、維持力のある入れ歯にすることができます

 

見た目が良く、歯に負担をかけにくい

部分入れ歯では、金属のバネを使う必要がなく、見た目が非常に良いです。また、歯に固定するタイプの入れ歯なので、バネで噛む力を支える入れ歯よりは、歯に負担をかけにくいです。

 

装着感が良く、しっかりと噛める

磁性アタッチメントは、ガチッとくっついて入れ歯の沈み込みを防いでくれるので、しっかりと噛むことができます。

 

2-5:シリコンデンチャー

シリコンデンチャーは、入れ歯の内側を特殊なシリコン樹脂で覆っている入れ歯です。

主に総入れ歯で使うことが多くなります。

 

特徴は次の2つです。

 

噛みしめることができる

顎の骨が痩せにくい

 

噛みしめることができる

シリコンデンチャーのシリコンがクッションの役目をしているため、歯茎に痛みを感じずに強く噛みしめることができ、食べ物が良く噛めるようになります。

 

顎の骨が痩せにくい

シリコンは弾力があり、歯茎を圧迫しすぎないので、噛んだ時に歯茎にかかる負担が軽減されて顎の骨が痩せにくくなります

2-6:インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、2~4本のインプラントを顎の骨に埋め込んで、入れ歯の内側に特殊な金属を埋め込んで安定させる入れ歯のことです。

インプラントオーバーデンチャーの取り付け部分には、ボタン式、ボール式、バー式の3つの種類があります。歯茎や顎の骨の状態によって取り付け部分が変わってきます。

 

顎の骨が痩せるのを防ぐ

見た目が綺麗

費用がかかりにくい

 

顎の骨が痩せるのを防ぐ

骨は定期的な刺激が無いと、痩せて細くなってしまいます。インプラントオーバーデンチャーはしっかり噛めるので、骨に刺激が伝わることでえ骨が痩せるのを防ぎます

 

見た目が綺麗

インプラントで入れ歯が固定されるので、金属のバネは必要なく見た目が綺麗です。

 

費用がかかりにくい

歯を失った本数分のインプラントを入れると、どうしても費用が高額になってしまいます。しかし、インプラントオーバーデンチャーでは、2~4本のインプラントを入れるだけなので、とても経済的です

3 最高のパートナー探し

入れ歯を選ぶこと。それは、自分の人生を一緒に歩んでくれるパートナーを選ぶのと一緒ではないでしょうか?

 

これからの人生を楽しく、快適に過ごすためにも、入れ歯選びは重要です。

妥協せずに、自分に合う入れ歯を見つけましょう。

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